『場面緘黙症』って何?~長男育児と次男育児の違い~長男が赤ちゃんだった頃に「話さなくなる」兆候はあったのか??

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初めての子育てに四苦八苦・・・

今から8年前、息子は私たちの第一子として誕生しました。

初めての妊娠、初めての出産、初めての子育て。

とにかくすべてが初めてづくしでした。

その後次男が誕生し、赤ちゃんの時代をサラッと終えてしまった今だからこそ言えることかもしれませんが、当時の私は、息子をかわいい♡と思う余裕などなく、はぁ~しんどい・・・と感じていたのを覚えています。

なぜなら、我が息子。本当に手がかかりました。

赤ちゃんの時は、とにかく泣く。泣き止まない。

でも、これが赤ちゃんというものだと思い、こちらも必死でした。

ハイハイが出来るようになり、つかまり立ちを覚えた頃には、家の中のモノすべてが破壊されていくレベルでした。息子を連れて実家に遊びに行く時は、私の母は、壊されそうなモノは片付け、引き出しや扉にはガムテーブを貼っていました。

でも、どの家も、特に男の子はそんなものかな、と思っていました。

歩けるようになり、一緒に外出する時は恐怖でしかありませんでした。手を繋ごうにも、一瞬で振り払い走って行ってしまいます。何度繰り返しても同じです。

なので、スーパーに買い物に行く時は、息子が寝た時を見計らい、ベビーカーに乗せて行きました。

電車やバスなどの公共機関や、レストランなんてもっての外です。

どうしても使用しなければならない時は、やはり出来る限り眠らせておくか、息子が少しの間だけでも熱中できるオモチャやお菓子を沢山持参して乗り切るしかありませんでした。

でもこれも、小さい子を育てるお母さん達共通の「あるある」だと思い頑張りました。

手を繋がないすぐにどこかに走り去るあらゆるモノを引き出しから出す・・・と、自由奔放な息子に対し、きちんと躾けていないから、と言われることも沢山ありました。

そうかもしれません・・・。

初めての子育てに正直疲れました。

次男の誕生~あれ?長男と全然違う・・・

それでも、息子の笑顔はすべての疲れも苦しさも吹っ飛びます。楽しい事も幸せに感じる事だって沢山あります。大変な時期も今だけだ!(実際はこの後の方が大変だったけど・・・)と思いながら子育てをし、息子が3歳になる頃、次男が誕生しました。

男の子2人育児。

長男でだいぶ免疫がついたとは言え、またあの怒涛の日々が始まるのか・・・と私はかなり力んでいました。

そしてすぐに拍子抜けしてしまいました。

次男、すぐ泣き止むんです。いや、泣くことは泣くけれど、泣き疲れたら勝手に眠ってしまうんです。

それに家の中にあるものを壊すどころか、引き出しすら開けません。興味なしです。

そしてそして、私の手をしっかり繋いで私の横をちゃんと歩くんです。

スーパーに行ってもきちんと私の隣で一緒にお買い物ができます。走り去るなんてことはせず、むしろ私の姿が一瞬でも見えなくなった時は、目にいっぱい涙をためて必死で私を探します。

電車やバスにも乗れたし、レストランでは一緒にご飯を食べられました・・・。

あれ?なんか違う。いや、だいぶ違う・・・。

その時、私は思いました。

マナーを守ったり、お行儀良くするには、もちろん親である私がきちんと教えてあげなければいけないし、それが当然だとも思います。

でもでも、長男と次男の違いを見て、決して私に余裕が出来たからなどではなく、その子一人一人が持っている性格によるものも大きいと感じたのです。

自由奔放な長男が喋らなくなるなんて・・・兆候はあったのか??

そんなこんなで、兄弟仲良く、いや、沢山喧嘩もしながら、すくすくと育ち、長男は幼稚園に入園することになりました。

長男は、家族の前や、旅行先、もしくは全く知らない大人の前では、とにかくおしゃべりでした。突拍子もない事を見ず知らずの人に話す事もありました。

言葉を話し始めたのもかなり早く、周りのお友達がまだ読めない絵本もスラスラ読んだりもしました。

街中の看板や標識もいきなり読めてしまう事が多く、周りの大人達を驚かせたりもしました。

そのくせ、同じ年頃の子供の前では、なぜか大人しくなる事がありました。

今思えば・・・です。

児童館や小さい子達が遊ぶ場所に行くと、物怖じばかりしていました。

オモチャはすぐ取られる貸してと言えないやられるばっかり

あまりに見兼ねた時は、私が割って入ることもありました。

この時から、長男の「場面緘黙症」へのサインは出ていたのかもしれません。

ただ、家族の前ではおしゃべりでうるさいので、長男は内弁慶なのかな・・・くらいにしか私は思ってはいなかったのです・・・。

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