息子が不登校になるまで~小学校「就学相談」と「就学時健康診断」について~(世田谷区のケース)

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早め早めの相談を!!「就学相談」

話はまた幼稚園の年長時に戻ります。

私たちが住んでいる世田谷区では、翌年4月に小学校へ入学予定の児童を対象にした「就学相談」というものがあります。

小学校へ入学するにあたり、自分の子供に何らかの不安がある場合、「どこへ就学するのが望ましいのか」「どんな支援を受けた方がいいのか」・・・など、こちらの不安要素や要望を相談し、それに対して提案をしてもらう機関です。

もちろん、何の不安もなければ、そのまま翌年の小学校入学を楽しみに待てばいいのです。でも、小学校入学に対して少しでも「引っかかるもの」があるならば、この「就学相談」に早めに申し込むことをオススメします。

なぜなら、我が家の長男は、これほど幼稚園で苦労しているにも関わらず、年長のこの時期に「就学相談」をせず、後でとても後悔したからです。

それは単に、長男にまだ「診断名」が付いていなかったことと、小学校に入れば何かが変わるかもしれない・・・という、親の淡い期待があったからに過ぎません。

「就学相談」は申し込みをしてから、面談や検査を受け、判断が下されるまで時間がかかります。長男は小学校に入学した後に申し込みをしたので少しケースは違いますが、すべて終わるまで数ヶ月間かかりました。

今は相談者もとても多いと聞きます。順番が回ってくるまで時間がかかるかもしれません。なので、不安要素がある場合は、勇気を出して早めに「相談」する方がいいと私は思います。

「就学相談」の様子はまた後ほど書こうと思います。

「就学時健康診断」

ちなみに、本格的な夏が始まる前のとある日、周りのお友達と比べると遅い方だったと思いますが、長男も「ランドセル」を選びに出かけました。

この頃は、長男も私たち家族も、小学校入学に向けてワクワクしていて、ランドセル選びもとても楽しいものでした。長男もあれこれと背負ってみては、これがいいかな~、こっちの方が格好いいかな~と嬉しそうでした。

年が明けて、実際にランドセルが家に届いた時も、長男は大喜びでそのピカピカのランドセルを背負って家の中を歩き回っていたものでした。

実際は、2年程でほぼ背負わなくなるランドセルですが・・・。

話は戻り、「就学時健康診断」です。

秋頃、今度は入学予定の小学校で「健康診断」が行われます。内科・眼科・耳鼻咽喉科・歯科等を検査し、必要に応じて治療を勧め、学校での集団生活に備える為のものです。

そしてこの「就学時健康診断」の配布資料の中に、先程の「就学相談」のお知らせのプリントも同封されていました。ここで申し込みをしたら、まだ間に合っていたかもしれません。

それから、親子と先生との「面談」もありました。

この面談は、親子一組ずつ教室に入り、先生と面談するものですが、名前を聞かれ、子供がそれに答え、質問があればそれを少し言って、終わり・・・という感じのとても短いものでした。100組近くの親子がいるので、とりあえず顔合わせ程度のものなのでしょうか。2~3分で終わる感じのものでした。

そして長男もきちんと名前を言えました。なので面談はサクッと終わりそうでした。

しかし、「何か心配なこととかはありますか?」と言った先生の言葉に私はものすごい反応をしました。

「心配なことしかありません。」

と、答えた記憶があります。

そして、幼稚園での様子を少し説明したようにも思います。

他のお母さんたちは、給食を食べられるか心配とか、きちんと授業を受けられるか心配、とか話したと聞きました。でも、「最初はみんなそうです、大丈夫です」と言われて終わったそうです。

長男と私の場合は違いました。

私の必死の訴えに先生も驚いたのか、何かを感じ取ったのかは分かりませんが、先生は私に言いました。

「後日、ゆっくり話しましょう、お母さん、改めて学校に来てくれますか?」と。

こうして、ドキドキの「就学時健康診断」は終わりました。

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