息子が不登校になるまで~幼稚園最後の運動会~参加の意思決定は長男に!!

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地獄の運動会から1年

年長の秋がやってきました。運動会シーズンです。

忘れもしない1年前の「運動会事件」はこちら。

息子が不登校になるまで~幼稚園での悲しい「運動会」~ついに爆発した親の想いとは~

1年経った今でも、長男が年中の時の運動会での出来事は忘れることができません。おそらくこの先もずっと記憶の中に残ると思います。

それほど、長男にとっても私にとっても、この先どう幼稚園と向き合っていくべきかと真剣に考える節目の出来事だったと思います。

実際、その後の年中の3学期は休園することを選んだわけですから。

運動会へ向けての作戦とは?

さて、年長の運動会。

長い夏休みを終えて、2学期が始まるとすぐに運動会の練習が始まります。ほぼ毎日、組み立て体操やソーランやリレーの練習をガッツリと行います。

嫌な予感はしていたけれど、長男の登園渋りもしっかりとまた始まりました。

そこで、今回は早めに手を打つことにしました。去年のような運動会は正直もう見たくはありません。

まずは先生と話し合う

長男は運が良かったのか、年長も去年と同じ担任の先生だったので、運動会の練習が始まると同時に、今年の運動会はどうするか、先生の方から私に話を切り出してくれました。

先生からの提案はこうでした。

①長男が参加出来そうなものだけ参加する

②やってもやらなくても良し。とりあえず頑張って全て参加する

③どちらにせよ、長男の意思を最優先とする

先生は、去年、全ての競技を棒立ちで終えた長男に対しても、それを見て悲しんだ私に対しても、運動会がつらい時間になることだけは避けたいと言ってくれました。そのためには、長男の意思をじっくりゆっくり聞いてから決めましょう、と。

長男と話し合う

そこで、私は長男とじっくり話し合うことにしました。長男が運動会に参加したいのか、したくないのか・・・、なるべくリラックスしているタイミングを見つけて切り出しました。

長男は言いました。

「う~ん、最後の運動会だからなぁ。本当は出たいんだよねぇ。でも、ソーランの踊りで間違えるのがどうしてもイヤなんだよ・・・。でも踊りたい気もするしなぁ・・・。」

そうなんです。長男は間違えたらどうしよう、失敗したらどうしよう、と不安な気持ちが人一倍強いのです。間違えたって大丈夫!といくら言い聞かせたところで、その不安の強さにはどうしても勝てず、長男の耳には届かないのです。

でも間違えずに出来るのなら、本当はみんなと一緒に踊りたいのです。幼稚園最後の運動会だから、やはりやり遂げたい気持ちもあるのです。

最終的な決断と長男からのお願い

そんな長男の気持ちを先生に伝えました。

すると、心の中では運動会に参加したい気持ちがある長男に対し、先生はとても喜んでくれました。そして、「一緒に頑張りましょう!」と言ってくれました。

それから、もう一つ。

長男から私にお願いがありました。

「ソーラン」を絶対に間違えないように、ビデオを何度も見て、家でも私と一緒に練習をしたい、と。

練習をして完璧に踊れるならば運動会でもちゃんと踊りたい、という長男の気持ちは大きな前進です。最初から「やりたくない」「やらない」と決めてしまうより、「まずは挑戦してみよう」と前向きに考えることができたのです。

そうならば、一緒に踊りの練習をするなんてお安いご用です。毎日、2人でビデオを見ながら練習しました。もちろん、先生も長男と2人でこっそり特訓をしてくれました。

完璧だった運動会

そして運動会当日。

ソーランは見事完璧に踊りきりました。

それだけではなく、かけっこも、組み立て体操も、クラス対抗リレーも、旗体操も・・・、去年の運動会の悪夢が嘘のように、全ての競技を全力でやり遂げました。

みんな笑顔でした。先生も、応援に来てくれた祖父母も、周りのお友達も。

帰り道の長男も、それはそれは嬉しそうで、やり遂げた達成感で一杯のようでした。

幼稚園最後の運動会は、最初の話し合いに始まり、入念な打ち合わせ、そして練習の積み重ねが功を奏し、大成功に終わりました。

でも・・・。

長男の努力と先生たちのサポートが大きかったのはもちろんですが、実は、一番大きな意味があったのではないか・・・と私がこっそり思う成功の秘訣は、「運動会、頑張れたら大好きなゲームを買おう!」という「ご褒美作戦」だったかも!?しれません・・・。

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